【前回のコラム】「インクジェット用の特殊紙を探して冬のNYをさまよう」はこちら
いつの間にか足を踏み込んでいた、映像制作の世界
前回の最後に、「無茶な仕事が舞い込んできて楽しいとか言ってられなくなってしまいました」というようなことを書きました。その無茶な仕事というのは、とあるミュージックビデオのお仕事です。私はもともと、映像に全く興味がない状態から自分のキャリアをスタートさせています。
第1回でちらっと触れたように、私はもともと「flashでかっこいいウェブサイトをつくりたい」みたいな動機で制作会社に入ったら、よくわからないうちに広告のクリエイティブディレクションをやるようになっていた、という人間です。
将来自分がCMをつくるなんていうことは全く考えていませんでしたし、ミュージックビデオなどというものは自分とは無関係なものだと思っていました。いま、一緒に会社をやっている川村は、「日々の音色」をはじめとして、クライアントワークのクリエイティブディレクターとしてだけではなく、MVの監督としてもいろいろなものを手がけています。
彼と初めて仕事をしたのは、SOUR「映し鏡」といういわゆる「インタラクティブミュージックビデオ」の制作と開発でした。それは、私が得意なプログラムで構築された、ウェブブラウザで楽しむミュージックビデオだったわけなのですが、その後そのままの流れで一緒にandropやユニコーンなどのミュージックビデオのアイデアを考え、制作することになり、なし崩し的に映像の世界に足を踏み入れることになりました。
【関連記事】第9回TIAA、グランプリはSOUR「映し鏡」に
一流の映像作家である川村と一緒に映像をつくる、という幸運に恵まれたおかげで、半強制的に映像のつくり方を学ぶことになり、ミュージックビデオだけではなくいくつかのCMにも関わらせていただき、昨年に至っては大河ドラマ「八重の桜」の月替わりタイトルバックの監督をやらせていただいたり、いつの間にやら、全仕事のうちそれなりの割合が映像の仕事になっていきました。
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
「HCC賞」(北陸コピーライターズクラブ)グランプリに、木下芳夫・手代木聡氏によ...
-
クリエイティブ
クリエイターの仕事と役割はどう変わる?――『ブレーン』6月号発売中
-
販売促進
文藝春秋が期間限定オープン 販売部数が最大16倍の「本音屋」 とは
-
人事・人物
【人事】電通(2024年6月1日付、7月1日付)
-
AD
広告ビジネス・メディア
アース製薬「恋するモンダミン」が未使用層を振り向かせた理由 TikTok動画で「...
-
AD
特集
【Ayudante主催】デジタル時代のマーケティング活用セミナー
-
広報
就活の意識調査、学生が参考にする企業コンテンツは「3カ月以内」に更新されたもの
-
広報
「Uber Eats博士」に中尾明慶、仲里依紗を認定 新CM公開記念イベント